2011年1月号  1ページ目

皆さん、あけましておめでとうございます(^^)。
今年もよろしくお願いいたします。

<従来の不公平と、今後の不公平>

僕は世の中の構造の変化ということにとても興味を持っているのですが、
「残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法(橘玲)」
を読んでとってもスッキリしたことがありますのでご紹介します。

本の中では、最近の勝間和代氏のブームについてまず触れられています。

勝間氏は
「今後は能力主義が世界を席巻するのは間違いないのだから、自分の能力を効率よく自分が消耗しないように伸ばしてゆく方法を皆でやりましょう。
他人を変えるのでなく自分を変えましょう」
といった主張を展開しています。

それに対し精神科医の香山リカ氏は
「能力主義はおかしい。
ひとは生まれただけで生きてゆく価値がある、がんばれない人だっている」
と切りかえしています。

これはどこまでも水掛け論です。


その議論をスタートラインとして橘氏は本の中で次ページのように書いています。


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