2010年9月号 4ページ目<完結>
おかげな人、そのC;
面白そうか、やる価値がありそうか、長期でトクか、今後ためになりそうかで判断する人は、退屈な正論なんか死んでも聞くもんか(聞くフリくらいはしてもいいけど)自分でも言うもんか、やるもんかというプライドを持っています。
ついうっかり正論を言っちゃったり、やっちゃったりしたら、もっと自分で消化して、面白く、クリエイティブに言うべきだった、やるべきだったと即反省モードに入ります。
万一自分が正論に固執して貧乏クジを引くとすればレベル低すぎと感じるので、自分の過去を平気でバンバン否定します。
それで他人がぎょっとしても、自分がせっかく気付いたのに、気づかぬふりをして堕ちてゆくのはプライドが許しません。
一方で「唯一の皆がやるべき正しい事がある」とかたくなに信じている人もいます。
自分がそれをやれているかがいつも不安だし、自分が正しいと思ったことを人が同意してくれなかったり、やってくれなかったりすると「どうして?」と思いショックを受けます。
そして自分が正しくないと思う方法で人が成功したり、幸せになったりしているのを見るとプライドが傷つけられます。
それでいてうまく行った人をマネするのも、今までの自分を否定された気がするのでプライドが邪魔をしてできません。
いかがでしたか。
「プライドを傷つけられたー」が口癖の人のプライドなんて、なんの役にも立ちません。
そんなお荷物はサッサと捨てて、両手をフリーにして歩いていかないといつか転んでケガをします。
一方でハイキング中、道に迷ったときに、あー、リュックにコンパスとチョコをいれておいてよかったなー、そんなプライドもあります。
どうせならこっちをいつも常備しておきたいですね(^^)