2010年12月号  3ページ目

理由そのB見直しには時間がかかる→見直しに時間がかかるかどうかは、見直しをする目的によります。

もし過去の失敗にしょんぼりしたり、クヨクヨするのが目的だとすると、たっぷりしょんぼりして、立ち直るのに時間がかかります。

反対にうまくいったことに浸って、いい気分になって、自分の成功例を他の人にも教えてあげようなんていう自己満足なときの見直しもやっぱり、やたら時間がかかります。

いい気分をできるだけ長く味わいたいからです。

一方で、今後のためにどうすればよいのかが見直しの目的の場合は、ヘンに感情的になることもなく短時間で終わります。



理由そのC臨機応変、応用力が大事、過去にとらわれてはいけないと思っている→これらの言葉はとってもイメージがよい言葉です。

ところが臨機応変な人は実は経験豊富です。

自分の沢山の経験の中で未完成のあと一個の部品がそろえば、完成するという仕掛品をいろんな種類もっている人です。

(@小飼弾)なので、ある状況に遭遇しても一から準備する必要がありません。

今までの多数の経験してきたこと、考えたこと、行動したこと、ただ残念ながらその時にはあとひとつの条件が満たされなかったがために、あと一歩のところで実現不可能だったという経験が豊富なのです。

そういう人はチャンスが来たときに、「あっ、探していた最後の部品発見!」となるのでパッといけるのですね。

それが臨機応変だとか、応用力があると見えるわけです。

これは機会をみつけては見直し、次どうしようかと改良し続けている人にしか備わっていない能力です。

ところが、何かに出会ったときに、空っぽで一から作っていると、たいてい作業半ばで、ハイ時間切れ、おつかれさんといわれて、また今度ねというハメになります(x_x;)臨機応変になんとかします!とかヤル気をみせても、空回りして終わりますので、ここが現実とドラマの主人公の違いですね。





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