2011年4月号 2ページ目
<前半1/4でなぜか行き詰まったこと、うまくいかなかったことへの処方箋>
処方その1;食事、睡眠、運動は自分なりに配慮したか?→前号でもご紹介しましたが、これで80%が解決します。
ドラマの主人公や映画の主人公は、食事、睡眠、運動が無茶苦茶でも成功したりしますが、それはあくまでフィクションです。
実際の人でそんな人は滅多にいません。
(うまくいく前はそうしてたとか、そんな時もあったけど、という人ならいますが)そしてこの3つは「三種の神器」なのでどれも欠かせません。
全ての土台はここなので、なにはともあれ、どんな事情があろうと、とにかく先ずこの3つは定期的に見直す必要があります。
100点は狙わずに、あと5点上げるにはどうすればよいかを考えてみます。
お金がかからないこと、時間がかからないこと、人に迷惑がかからないことの「3かからないこと」でなにかちょっとした小技があるはずです。
3かからないこと、なら続きやすいです。
処方その2;考える(書く)→行動する→見直すができたか?しゃべるが多すぎなかったか?
考える(書くとカンタンになります。
腕組みはダメ)→行動する→見直す、というサイクルを意識できたかどうかで随分結果が変わってきます。
「私は臨機応変力を重視しますので、そんなカタクルシイのはケッコウです」という人は、基本骨格がないので、臨機応変がお大技になってしまい、失敗することが多いです。
サイクルを意識している人は、そこからどんだけ意識的にずらすかという視点で臨機応変力を小技で何度も繰り出します。
結果、うまくいくことが多く、失敗してもすぐもとの進路に戻りやすいです。
処方その3;自分の守備範囲を超えてなかったか?→自分のやれることから滲み出るように行動の輪を広げるとは割とうまくいくことが多いですね。
しかし、相手が明らかに間違っているからといって、自分のトークだけで(自分の行動0で)説得することは、ついやってしまいがちですが、まず不可能です。
ましてや、テレビのニュースやワイドショーをみて世の中がおかしい、政治がおかしいといってみたところで、これもあなたや私の守備範囲を大きく超えています。
順番としては世の中がどうあろうと、政治がどうあろうと、自分で何かに取り組み続けることで自分の価値や評判をあげてから、その上で発言すると意見を聞いてもらえる可能性が上がります。
ここで宝くじを買うことを想像してみます。
それは、努力の量、工夫の量はとってもスコシなのに、大きな結果を期待するような行動であり、この守備範囲は人間でなくて、神様です。
また宝くじを当てるために、過去のあたったナンバーを研究したり、当たりくじがでた売り場にわざわざ出かけて行くといった努力も神がかりな世界に対してであり、自分の守備範囲での努力を超えています。
そしてむしろ、大アタリを引いてしまうとさらに深刻な問題が発生します。
ますます宝くじが当たったときの「ゲンかつぎ」へ意識が向かってしまい、「いっちゃった人」になりかねません。
当たらなくて良かったですね、というハナシなんです。
自分の守備範囲内で自主的な活動だったか?はスゴイ大事ですね。
(もちろん、趣味でニュースやワイドショーをみたり、宝くじを買うことは問題ありません。
気分転換になる人はいいでしょう。
ここでは、自分の生活や興味を全てワイドショー化、宝くじ化するとマズイというハナシです。
念のため。)