2010年1月号 3ページ目
パパとの話はそこで終わった。
ボクは一人になってこう考えた。
自由な人ってゼンゼンラクチンじゃないな。
自由って宿題もなくて、学校に行かなくて良くて、ゲームし放題、お菓子食べ放題だとおもってたのにそれはゼンゼン違っていた。
たしかに、そのときだけは、自由な気がするけど、そんなことは長続きはしないんだ。
パパが言うには、自由な人はダラダラできてラクチンどころか、自己責任と自制心のカタマリだった。
でもなんかそっちのほうがカッコいいし、思い出もいっぱいできそうだ。
それに一生あきないで楽しそうな気がした。
自由な人をめざすのもワルクないぞと思うと、なんだか右のほっぺのニヤニヤがとまらなくなった。