2010年7月号 3ページ目
いいことそのC;ミエがなくなる→人は誰でも何かと比べないと今自分がどこにいるのか分からなくなります。
そこで、すぐ周囲の人と比べてしまったりします。
しかし当たり前ですが、人と比べていてもキリがありません。
まして今のように自由で選択肢が豊富な時代だと、比べる他人が多すぎて何が何だか分かりません。
ここで「過去の自分と比べる」と考えるとシンプルです。
過去の自分よりちょっとでもマシになっているか、マシになるためにはどうするか(@和田秀樹)と考えたほうが「今日自分がやること」に集中できる気がします。
また他人に必要以上によく思われたい、みんなが持っているものは一応欲しい(自分は本当はそんなに欲しくもないんだけど)となんで昔は思っていたんだろうとなり、ミエで本当はやりたくもないことをやって後悔したり、必要のない物を買ったり、一生懸命自慢話をして相手に「はいはい、分かった、分かった」と迷惑をかけることも減ります。
いいことそのD;言い訳体質がなくなる→人はなぜ言い訳するかというと、自分を現実以上によく他人に見せたい、または自分もまんざらではないと信じたいからです。
出来なかった理由は、「いや、今日はたまたま、体調が悪くって」「キリがいい来月の最初からやろうと思って」「あなたに悪いと思って」「あなたの為を思って」「〇〇さんがやってくれると思ったし、頼んであったから」などがあります。
他人に対しては、誤解しないで欲しい、私は本当はもっとマシな人間なの、やればできるのというメッセージが込められており、自分に対しては、今回はたまたま外部の理由でできなかった、運が悪かった、決して自分自身がヤル気に欠けている訳ではないと言い聞かせています。
どちらも現実に目をつぶっていて自分が実際より良く思われたい、思いたいという点は同じです。
ところが、自分のプチ成長に意識を向けると、本当に自分からやる価値があると思えることかな?→自分みたいにサボリぐせがあり、ショボイ根性でもやり続けられて、人からいちいち励まされたり、褒められなかったりしなくても、今日からでも出来ることは何だろうな?→(実行した後で)今日はどうだったろうか?うまくいったのか、それとも明日から修正の必要はあるのかな?となります。
亀ペースかもしれませんが、キビシイ現実から目を逸らさないで両目がよく開いていますし、ムリもしていないので心も折れないし、誰にも(もちろん自分にも)言い訳する必要は全くありません。
少しづつかもしれませんが、行動出来ているので充実感も得られます。
いいことそのE;流行や競争の厳しくないところで自分の居場所に気付く→流行っていることや、人気のあることをやろうとすると、普段より、労力、お金、時間の全てがかかってしまいます。
ところが自分が本当にやりたいことに注目すると、そこは意外に混雑していないかもしれないし、あんまり競争も厳しくないかもしれません。
人気のないことは何か一つくらい人が嫌がる理由があるのですが、その理由が自分に当てはまらず、自分はそんなに嫌じゃない、許容範囲と思える場合はチャンスですね。
そんなところで自分の居場所に気付けると、他人の目をあまり気にしなくてもいいので、マイペースで成長してゆけます。
ただしその価値を分かっている人が少ない分、マニュアル化されていなかったり、聞ける人が周囲にはあまりいないかもしれません。
そのため、自分で調べたり考えたりすることは多いでしょうが、好きなことであればそれも楽しみの一つですね。
またそれを通じて出会える人はきっとあなたと気があう人に違いありません。