2011年3月号 3ページ目
<ポイント5;書かなすぎではないか?人間の脳を延長すると手、手をさらに延長すると文字だが、それを使っているか?>
リチャード・ドーキンスという科学者が利己的遺伝子論の中で面白いことをいっています。
詳しくいうととっても長いので、はしょるとこんな感じです。
遺伝子は自分を残したい→そのため体の生き残りが有利になるように遺伝子は働く→遺伝子によって生物の体はつくられ、体はさらに自分の機能を延長させようとする→それは蜘蛛の巣、ビーバーのダム、シロアリの塚、ヤドカリの貝殻などその生物に有利な環境や道具である、といったものです。
さてさて、人間にとっての、体を有利にする道具とはなんでしょうか?それは僕は文字だと思います。
例えばなにか行動前にいきなりやるんではなくて、書いてみるとどうなるでしょうか?@やることが一覧できるので、一日の始まりから終わりまでのイメージが掴める。
A考える時間と行動する時間が分かれるので、行動に専念できる。
行動中にヘンに感情に流されない。
他人の言動やよい結果がでるかどうかという不安感などに左右されない。
また行動中はヨユウが生まれるので臨機応変に考えることができるBやる必要のあることと、やる必要がそれほどないことの区別がつくC目的がはっきりするから、そもそもやる必要がないことをウッカリやってしまうことを防げる。
また他にいい方法があったり、他人に任せた方がより良い場合などがあることに気付くD脳でリストをイチイチ覚えていなくてもよく、安心して忘れて、一つ一つの行動に専念することができる。
あとでカンタンに見直せるので、やり落としも出にくい。
ついウッカリも減る。
ということで、イイコト尽くめです。